神戸大学体育会洋弓部弓影会
リレーエッセイ



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洋弓部の思い出

49代 小早川拓

 2004年に行われたアテネオリンピックでは山本博選手が銀メダルに。メディアでアーチェリーが取り上げられることも増え、注目度が上がっていました。
私達が神戸大学に入学した2008年は、その余韻が冷めやらぬ時期で、洋弓部の入部希望者は男子だけで20〜30人ほどいたように記憶しています。  
しかし、立命館大学戦の前には気づけば6人になっていました。女子は当初5人でしたが、秋の六甲祭後に1名加入し、男女6人ずつの合計12人。大所帯になっていた前後の代と比較すると人数は少なかったですが、出身は北海道から宮崎まで、性格も多様で密度のある付き合いになりました。

1年目の春合宿では、毎晩役職について話し合う場がありました。組織にいれば、会議の場ではリーダーが話をしても、発言する人は限られていて、一部の人は黙ったまま…そんなイメージがありましたが、その場ではみんなが自分の思いを伝え、時には涙を流しながら気持ちをぶつけあう様子に、具体的な発言は覚えてなくても感動した感覚は瑞々しく残っています。何となく入部し、何となく部活で過ごしていた自分が変わる瞬間でした。

その後先輩が卒業し、2回生、3回生にかけて自分の思うことを試し、失敗して、その度話し合い、懐かしく楽しい思い出に変えることができました。

私たちの代は,目立った成績を残したものもおらず、リーグ戦での戦績はパッとしませんでしたが、試合ではメンバーと応援が一体となってすごく盛り上がったように覚えています。それだけで十分楽しかったように思います。今思うと人によって違うかもしれませんが、やっぱり大学生のころが人生の中で最もゆったりと素敵な時間が流れ楽しかったような気がします。願わくば早くコロナが収束して、こんな楽しい思い出を仲間達と語らいたいものです。
最後のリーグ戦の最終戦、男子は残留できるかどうかという背水の陣での甲南大学戦は、10点差での勝利。壁に囲まれた関学レンジは声がよく響き渡り、盛り上がった間違いなく最高の試合でした。

人生の財産になっています。

次の写真は、4年のリーグ戦終了後の引退記念試合での写真です。



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